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映画
運動不足も甚だしく今ひとつ体がシャンとしないのですがこれはこれ自業自得。
最近観た映画覚えている物を思い出した順番に。
「カポーティ」
これは「冷血」を執筆中の数年間のトルーマン・カポーティを題材にした映画。フィリップ・シーモア・ホフマン(大好きな役者)の怪演もすごいのだけどなんと言っても映画のテンポ感に引き込まれる。いい映画には絶対これが必要だ。ゆるやかで冷ややか。とても良かった。
「はなれ瞽女おりん」
宮川一夫の撮影だし久しぶりに見直す。というか見直したつもりなのだけど前見たときのことを全く覚えていなかった。そのときは多分ビデオで観たと思うのだけど方言が激しいのと音がもうつぶれてしまっていて聞き取り辛くて多分内容に入って行けていなかったのだと思う。今回みたのはDVDなのでなんと字幕付き。撮影はとても素晴らしいし音楽(武満徹)も勿論モダンで格好良いのだけどグイグイ引っ張ってゆく感じが無くて少々だれました。寧ろ白黒でみたかったかも。岩下志麻、美しすぎる。でもなおさら白黒でみたかった。お化粧とかが完璧すぎるのがちょっと観ていて醒めました。自分一人でどうやってあんなに完璧なお化粧が出来るって言うのか。
「カンバーセーション・盗聴」
この映画はもう何回見直したろう。コッポラは傑作と駄作との差が激しすぎるのですが傑作群に関して言えばもう何にも変えられないくらい好き。一般に駄作といわれている「ワン・フロム・ザ・ハート」だって大好きだ。この作品はコッポラが「ゴットファーザー」を作ってある程度作りたい作品が作れるようになって作ったずっと暖めていた企画。コッポラ節全開。渋い語り口とモンタージュ的すなわちエイゼイシュタイン的すなわち古典的編集が心地よい。そして同時に新しもの好き。(この辺結構安部公房と共通点有り)。音楽も良いね。最初から最後までずっとしゃべれるくらい見直して覚えってしまっているので改めて書くのが難しいけどもし未見の方は観てくださいな。
「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザー part 2」「ゴッドファーザー part 3」
「ゴッドファーザー」をたまたま映画館でリバイバルをやっていて観てきたついでにDVDで「ゴッドファーザー part 2」「ゴッドファーザー part 3」を見直した。一言でいえばpart 3は付け足し以外の何物でもないが三部作として完結させることを義務と思ったのか、コッポラは。part1とpart2のすごさは個々の作品も独立して凄いにもかかわらず連続してみたときにそれぞれの内容に言及しつつかといってそれが単なる謎解きではなくしかもその語り口は微妙に変化しているというところにもある。それから乗り物を美しく撮らなくてはならないのは映画作家の宿命だと思うけどそういった意味ではpart1とpart2は最高だ。特に車の後ろ姿をウットリと見つめるという意味ではこの映画は完璧だ。part 3にはこれがないのだ。
全部書こうとするとまた息切れするので今回はこれだけ。